bioPC ― イソソルバイド系ポリカーボネート
1. はじめに
現在、プラスチックのほとんどは石油資源から得られた原料を用いて製造されている。昨今、石油資源の枯渇問題、地球温暖化による地球環境の悪化、産業廃棄物処理にともなう環境負荷増大などの問題が世界的に注目されるなか、三菱ケミカルは循環型社会形成に向けてリデュース、リユース、リサイクルの「3R」活動を展開してきている。しかしながら、現代生活に欠かせないプラスチック製品をこれからも活用し続けていくためには、非化石資源を用いたプラスチックや廃棄時に環境に悪影響を与えないプラスチックの早急な開発と実用化が求められている。その流れの中で、三菱ケミカルは枯渇しない原料、すなわちサスティナブルリソースを用いたバイオポリマーの開発と実用化に鋭意取り組んでおり、自然環境に負荷をかけない生分解性プラスチックであるポリブチレンサクシネート「Bio PBS™」に加え、植物由来の透明バイオエンジニアリングプラスチックであるイソソルバイド系ポリカーボネート「DURABIO™(デュラビオ)」の開発と市場導入を推進してきている。